今日は土曜日。



家には誰もいない。



俺は一人。



隣の家には拓と香奈。



虚しい。



俺は琴音に電話した。



「イチ君!?どうしたのぉ?」

「今からメシでも食いにいかね?」

「行く~♪」

「じゃあ駅前のファミレスで待ってるわ。」



俺だってデートの1つや2つ…



見てろよ拓!!



俺は私服に着替えてファミレスを目指した。



ファミレスに着いてもまだ琴音は来てない。



「いらっしゃいませ♪何名様ですか?」

「2人」

「おタバコはお吸いになられますか?」

「はい」

「こちらにご案内します♪」



俺は席に座り琴音を待った。



まだこない。



ポケットからタバコを出し火をつけた。



ドンッ



はっ?



店員が運んできた水をテーブルに音をたてて置く。



さすがにこれはムカつく。



文句を言おうと店員の顔を見る。



あれ?



こいつ…