それから数日たった日龍が私の前に現れた



今でも覚えてる


ピアスは付けたまんまだしシャツは出してるし校則は何一つ守ってなかったけどいつもはタバコを持ってる手にそこの辺で摘んできたスイセンや猫じゃらしを持っていて


それを突き出しながら私に「好きです!こんな奴ですが付き合って下さい」って告白してくれた


私は嬉しくて嬉しくて泣いちゃいそうだった


告白してくれたからでもあるけどついこの間までタバコを持っていた手に花束を持っていたことが


きっと龍は何にもなしじゃダメだと思って校庭の花壇やその周りに咲いているものを急いでとってきてくれたんだ


「こんな奴ですがよろしくお願いします」

そう言って私はその花束を受け取った