蓮は……すごく変わってた。


髪は派手な色に染められ、

耳にはいくつものピアス。


そして、あたしたちを見下すかのような目。


そんな蓮を見ると、あたしは悲しくなった。

蓮に…何があったの?


「蓮。帰るぞ」


遼が蓮に向かって声をかけた。

蓮は遼を睨んだまま、動こうとしなかった。


「蓮は帰らねーって言ってんだろ?」


男の中の1人が遼を睨みつけて言った。

遼は唇を強く噛み締めた。