男は私の手をひいて知らない家つれてきた

 「ここどこ?」

 「俺の家」
 
 そのまま家の中に入れられた

 「ソファ座って待ってて」

 「うん」

 しばらくすると男は救急箱を持ってきた

 「手見せろ」

 私は無言で手を出す

 さすがにさっきのこともあって男と2人はちょっと怖い

 「けっこう腫れてきたな」

 そういってシップを貼ってくれた

 「ありがと」

 「ん。てかお前大丈夫か?」

 「手首なら大丈夫だよ」

 「そうじゃなくて震えてるぞ」

 「だ、大丈夫だし」

 「無理すんなって」

 男は私の頭を撫でた

 「子どもじゃないし・・・」

 でもちょっと安心した
 
 安心して気が抜けてたのか私はそのまま気を失った