私は教室掃除へと戻った。

ここまでは計画通り。
特に問題は起きていない。

私は神谷翔を一瞥した。
手持ちぶさたな様子で教室をうろちょろしている。


大丈夫、私ならできる。

私はホウキをギュッと握りしめた。