『ドンッ!!』
聞こえたか聞こえなかったか…
その声はドアを開ける音で
消されたかもしれない……。
入ってきた大輔さんに
思いっきり頭を叩かれた。
「いってぇ~なぁ~」
「絢佳チャンから離れろ…。
そんな事する為に部屋を
貸したんじゃね~ぞ、変態」
大輔さんは俺から絢佳を引っ張り
絢佳の肩にブラケットをかけて
ソファーに座らせた。
「いきなりで怖かったんじゃない?
大丈夫?」
大輔さんは絢佳の横に座り
顔を覗き込んでいた
ーーーーーそれ以上 近寄るなよ…
イライラしながら
俺も絢佳の隣に座り
絢佳の手を握る………。
それを見てか…
「あの慎吾が…(爆)余裕ねぇなぁww」
大輔さんの笑いに
返す言葉が出なかったーーー。