岩場に着くと慎吾クンは
甘えた声で言ってきた。

もぉ~しょうがないなぁ…ww


座るとそのまま
慎吾クンが覆い被さってきて
その場に寝転がる体制に!!

えぇっ!?



「今日は 俺の腕枕ww」


慎吾クンの腕がわたしの頭の下に
置かれて…
二人で寝転がった。



空が蒼くて。

いつか見た夜空みたいに
余計な物は何も視界にない。



黙って見つめてたら
ふと慎吾クンの左手が
その空を掴むかのように
上がったのが見えた。


「…どしたの?」