さくらの事だよ…。」



「さく…ら…………?」


「さくらは元々蘭が飼ってた
犬なんだよ」


「子供って……」

絢佳の辛そうな息遣いが
首元に当たるが
相当 熱い…。


俺は体を横に寝かせて
布団を掛け 絢佳の手を握った。