「って…じゃあさっきの先輩はなんなんだよ」
「ただ…わたしの事が
好きなんだって。でも
わたしは…」
黙ったまま何も言わない。
「今朝 お前が見たの彼女だから。
俺が好きになった。
…今までとは 違うんだ。
だから…
『だから何!?
慎吾は わたしにしたこと忘れたの!?』
最後まで話終わる前に
由香子が口を挟んだ。
「忘れてはねぇよ。
でも 過去の話だろ?
今は彼女の事しか考えれねぇし」
「慎吾…言ったじゃない!!!!!
俺が幸せにするからって…!!!!!」
短くなったタバコを消して
由香子の方を見ると
涙を流していた…。