結局寝れないまま朝を迎えて
大輔さんたちが慌しく動いてる
音だけが聞こている。
絢佳は…起きる気配がない。
髪の毛をそっと撫でると
たまに眉間に皺をよせて鼻をまっ赤にさせる。
嫌な夢 見てんのか?
落ち着かせるように
キツく抱き締めたら 声が聞こえた。
「ん…んっ〜〜!!!はぁっ〜。」
背伸びをして絢佳が目を覚ました。
「絢佳…おはよう。」
俺の顔を見て
目をパチパチ瞬きさせている。
「あれ?槙吾クン…?おはよぉ…?
えっ!!!!????槙吾くん??」
「誰だと思って寝てた?」
俺は絢佳のおでこにちゅッとすると
絢佳はアタフタした感じで
顔を真っ赤にしてた。
…よかった……。
いつも通りの 絢佳だ…。