「俺自販機でジュース買ってくるわぁ」

若干いじけ気味の真人がクチを尖らせながら言った。

「じゃあ俺購買行くな。席とっといて〜」

「オケ。」



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「んでさ〜、もうデートとかしたん?」

「えっ」

「浅海と。デートした?」

「デート・・・・」


デート?
蛍と?

いやいや・・・
そんなことしたら死んじゃうよ!!


「えっ・・・してねぇの?」

「ん〜・・・まぁ・・・・」

チョコ系の甘そうなパンを頬張る真人を細い目で見た。

お前みたいに彼女いて幸せ♪って状況じゃないんだよ、俺は。

「まふぃへぇ!?あふぃえ゙ッ・・・おふぇあっ」
「真人汚い。クチからとんでくる・・・しかも聞き取れん。」

「ん゙・・・。ごめんごめん。ありえね-だろ!俺たち最初のデートは確か・・・次の日だったよ!?」

ど-でもい〜

てか その話なら亜衣から2時間くらいの長電話で聞かされたよ。


蛍と・・・デート・・・・・・






想像しただけで鳥肌が・・・


「あっ!いたいた、敦夢〜」

女の声。

・・・・・蛍だあぁぁ〜!!!!!!!!!!


蛍から顔を背けた。