「空雅さんはおられますでしょうか」 「只今不在です」 「どちらに行かれたかご存知ですか?」 「旦那様と本社へ会議でございます」 「お手数かけました」 草太さんは空雅の居場所が分かったのか車に戻った そしてすぐ出て来て片手にはロープ 「草太さん?何をするつもりで………」 「大丈夫。警報ならない場所知ってるから」 そう言って軽々ロープを使い高い塀を乗り越えた