「音彩ちゃんの気持ちはどうな訳?」


「わかりません。好きという気持ち自体わかりません」


「そっか……例えばだけど」



言葉の続きが出る前に草太さんに腕を掴まれ壁に押し付けられた



「そ………うたさん?」



「こうやって捕まって」


草太さんの顔が少しずつ近づき



「もし空雅以外の男にキスされたらどう?」



草太さんの瞳が冷たく光り少しだけ恐怖が湧いた