「カシスオレンジ、呑んでみろ」



ピンクからオレンジ色にグラデーションされた綺麗なドリンクを空雅は渡してくれた



「カシスオレンジですか。いただきます」



そして1口呑んだ



その後記憶はない


翌日相当な頭痛に悩まされることになるとはまだ知らない


1つだけ覚えているのは



「ほんとお前見てたら飽きねぇな」


そう言って王子の笑顔でなく空雅自身の笑顔だった