「私はお金が嫌いなんです。皆私を見ない………南雲財閥のお金と権力目当て……
だから嘘をついたんです。悪いですか?」



もはや開き直る私に空雅は



「ブハッ!お前最高」



お腹を抱えて笑いだした



「何で笑うのですか!?」


「案外可愛いなお前」


「え?」



空雅は1歩、また1歩と私に近付き



「お前気に入ったから手放さない」


「何を言って………」



反論しようとした私の言葉は遮られた



「んっ………」



空雅からのキスによって