そんな訳で音彩を屋上に呼び出した



「………何でしょう」


「お前は俺のことどう思う?」


「どう………我が儘ですかね」


「そういうことじゃない」



音彩は首を傾げた



「俺のこと好きか?」



答えなんて分かっているけどやっぱ聞きたい



音彩もこんな気持ちなんだろうか



「好き以外有り得ません」


「ハハッ」



そうだよな


言わないと不安だな



「俺も好きだ」


ストレートに気持ちをぶつけると音彩は顔を真っ赤にした