私は通話終了ボタンを押し
再び朝の(すでに昼前)シャワーを
堪能した。
―お風呂から上がリ、
濡れた髪をタオルで拭きながら
リビングへと向かった。
「あ~も~ねぇ~ちゃん
服くらい着てでてよ
もう18がくるのに恥ずかしくないん?」
ソファーから私の格好への文句を
飛ばしてきたのは、
今年高1になった弟の栄喜(ひでき)だ。
「うっさいなぁ~ブラは着けてるやろっ
あんたに見られたくて服着てないんじゃ
ないんやし、見なきゃいーでしょ」
「そーゆ問題?」
勘弁してくれよといわんばかリの
表情を浮かべため息をつくと
ひでは冷蔵庫へ向う。