――頭から一気にシャワーを浴びる
さっきまで、ぼーっとしていた
脳みそにまで一気に血液が巡るように
体が暖まってくると
濡れた手で、防水機能付きケータイの
音楽を再生する
私は顔、髪や体をすっきリさせ、
体に残った白い泡を流していたとき..
流していた音楽が止まった
「..あれ?」
そして次に電話の着信。
相手は、“よしくん”
「暇やな~よしくん(笑)」
そう呟きつつ通話ボタンを押した。
『あっおはよう早紀ちゃん』
「おはようございます~(ちゃんになってるw)」
『今平気?』
「あっえっと..大丈夫です!(裸で寒いけど!笑)」
『そっ!えっとな、ケータイなんやけど~..』
「はい!」
(え、またケータイ?(-_-;)
心の中では、どれだけケータイネタ
突き通す気なんだ とそして
顔に出やすい私はきっと苦笑いしていたと思う(笑)
『今からな~S社解約して
A社契約してこようと思うんやけど』
「えっ?なんでまた?」
『昨日早紀ちゃんオススメしてくれたし~、それにA社同士なら無料通話もできるやんか?』
「できますよ~
けど、S社も出来るじゃないですか?」
『おっ?ワイは早紀ちゃんといっぱい話がしたいから買いたいんじゃけど..』
「えっ?早紀とですか?」