はっ…!

時計をみるともう8時。
何回みてもやっぱり8時。

「ヤバい…遅刻だ!」

昨日、ドキドキして全然寝れなかった。

そう、今日は入学式。

急いで制服に着替えて外に出た。
それたらラッキーな事にお兄ちゃんがバイクに乗って送ってもらえる事になって、いざ出発。

遅刻しずに学校には来れたが、今すごーく目立ってる。絶対目立ってる。

みんなこっちを観てコソコソ喋ってる。

『最悪』

何故目立ってるかって?
そりゃあ、バイクで送ってもらえれば目立つ。だが、一番はお兄ちゃんのあの金髪の髪の色だよ。
『はぁー…こんな事なら遅刻しればよかった。』

「んじゃ、行くわー」

「うん…ありがとう。バイバイ」

お兄ちゃんと別れてから、1人とぼとぼ下駄箱に行く。

「あっ!やっぱり菜緒ちゃんだ!おはよう」

「梨子ちゃん!」