「よっし行くぞ!早くしてー!」 あたしはリュックを勢いよく背負って、駆け足で教室を出る。 「はぁ?お前、待ってたのは俺らだぞ?」 勝のグタグタなんておかまいなし。 え?自己中?違うよ、だってこういうやり取りが、あたし達にはとても楽しいから。