「ひょっとして冴慧ちゃん?」
あたしは顔だけ後ろをむいた
「……そうです」
「やっぱりそうよね だって和俊にそっくりだもの」
東城 和俊【トウジョウ カズトシ】
あたしのお父さんの名前
波美のお母さんは柔らかい笑顔であたしのことを見た
「そうだわっ せっかくだからあがって?波美ちゃんももうすぐ帰ってくると思うし」
「は…はぁ…」
あたしは流されるまま家にあがった
波美の家にあがるのは2回目
最初に入ったのが花火大会の日
「紅茶でいいかしら?」
「ありがとうございます」
波美のお母さんと波美……
あんまり似てない気がする……
カチャ
「はい 紅茶」
あたしの前にティーカップが差し出される
「ありがとう…ございます」
「ただいまぁ」
「あらっ 波美ちゃん帰ってきたわ」
「え?冴慧……」
リビングに入るなりあたしの姿に気づいた波美
「波美……」
「お母さんは買い物言ってくるわ ごゆっくり」
波美のお母さんは気をつかってか家をでた
しばらくの沈黙
あたしは波美の顔が見れずにいた
「……冴慧どうしたの?」
波美があたしに言った
言おう…
そう決めたのにいざ波美を目の前にすると上手く息ができない
あたしは顔だけ後ろをむいた
「……そうです」
「やっぱりそうよね だって和俊にそっくりだもの」
東城 和俊【トウジョウ カズトシ】
あたしのお父さんの名前
波美のお母さんは柔らかい笑顔であたしのことを見た
「そうだわっ せっかくだからあがって?波美ちゃんももうすぐ帰ってくると思うし」
「は…はぁ…」
あたしは流されるまま家にあがった
波美の家にあがるのは2回目
最初に入ったのが花火大会の日
「紅茶でいいかしら?」
「ありがとうございます」
波美のお母さんと波美……
あんまり似てない気がする……
カチャ
「はい 紅茶」
あたしの前にティーカップが差し出される
「ありがとう…ございます」
「ただいまぁ」
「あらっ 波美ちゃん帰ってきたわ」
「え?冴慧……」
リビングに入るなりあたしの姿に気づいた波美
「波美……」
「お母さんは買い物言ってくるわ ごゆっくり」
波美のお母さんは気をつかってか家をでた
しばらくの沈黙
あたしは波美の顔が見れずにいた
「……冴慧どうしたの?」
波美があたしに言った
言おう…
そう決めたのにいざ波美を目の前にすると上手く息ができない