「うーほぉんと…最悪だぁ」

「なっちゃん そんなに泣かないで?」

「どうしたの?」

バンガローに戻るとすぐなぜか号泣しているなっちゃん

「龍之助…君なんて大嫌いぃ」

「何か言われたの?」

「めちゃくちゃ言われた?あたし龍ぼこしに行ってくる」

泣き止まないなっちゃんに慌てふためくあたしと波美


「……大好きすぎて…大嫌いだよぉ」


「「はぁ?」」


「龍之助君…あたしのこと知らなかった…あたしの性格とか知らないから付き合えないけどまずはお友達って」

泣き笑いのなっちゃん

「嬉しすぎるよ」

「なに?心配して損したよぉ」

あたしは安堵のため息をついた

「はぁ?なっちゃんありえないんだけど…お友達くらいでそんなに喜ぶなよ~」

驚きからか声を張り上げる波美

「…メアドも教えてもらったもん」

「甘いなぁ~」

とりあえず
一応告白成功かな?

ガチャ

「ただいまぁ」

和やかな雰囲気の中にようやく美和が戻ってきた

「美和たんお帰りぃ~どおだったぁ?」

両手を大きく広げながら美和の言葉を待つ波美

「…拓海君に…告白された」

「ぇえ?!」

あたしと波美は知っていたけど
そんなことに全く気付いてなかったなっちゃんはかなり驚いてるみたい