───「で、でかっ!!」

こ、これが寮…?

私の前に
立っている家?寮?は、

以前、私がすんでいた
施設より、はるかにデカい。

「これは……。」

二回建ての建物の周りは
青々とした広い芝生。

まさか、プールはないよね……
デカい家=プール付き

↑私のイメージ……。


「うわぁ……」

こんな大きな家に
すむなんて。
どっかのお姫様みたい……。



ま、まさか。
寮ではない……はず。

もっと奥を探してみよう…



──「おい!!」

「へ……?」

「お前、どこ行く気だ!!?
早く来い!!」

遠くにいるのは……?

「ん…悠さん…?
あ、でもこれは、
多分、人が住んでいるかと!!」

「は?お前の家だ!!」

「………え!!」

「……?」

ほんとにこれが、

これから生活する、寮!!??


「ゆ、悠さん、
まさか、冗談ですよね〜こんな家!!」

「俺が嘘つくと思うか?」

「い、いえ…そんなことは!!」

「じゃぁ早く来い!!」

「はい………。」