【なんであの本を買っちゃったんだろう?欲しかったわけじゃないのにな……
なんか、惹き付けられるような感じだったんだよね…】
ぼんやりと考え込んでいると

『梨音!!ちゃんと聞いてる?』
「えっ!?あっ、ごめん…聞いてなかった…」
『もぅ~、ボーッとしないでよ。』
「ホントごめん…」
『まぁいいや。それで、どっちがいいと思う?』
「うーん…あずには、こっちの方が似合うよ」
『こっち?じゃぁ買ってくるから、ちょっと待っててね♪』

【あずが切り替え早くて良かったぁ。そこがいいとこなんだよね~】

『買ってきた~。じゃぁ帰ろっか?』
「うん★」