斗真「そいつらに様子聞いたら、元気そうだっただとか言ってたなぁ…

ちょうどその時期辺りに俺は少年院から出て来たんだよ…


っていうか?…



脱走して来た」


そう言って再びニヤリと笑う



蓮香『脱走…しただと?』



斗真「俺、お前に殴られたとこの痣…消えないんだよな…



で、それ見るたびにムカついてたのに…


お前は元気だ?」


斗真の顔がどんどん怒りに満ちた顔になっていった


蓮香『元気なわけねーだろうが』



あたしが元気だった?



ふざけんな!!


確かに、尚人が死んだときと比べたら…元気になったかもしれない…



でもあたしの心のどこかではずっと



あの時の…あの瞬間の




尚人が打たれる瞬間が頭から離れねーんだよ!!