「はぁ??そんなことはできねーよ!!!」

なぜか彼は急にタメ口になって怒り始めた。

「御前はこれを親友に渡したいんだろ??」

「なら、最後まで、あきらめずにこれを渡せよ!!」

「俺は、御前の手紙を読んで、すげー感動したのに、なんかがっかりだよ!!!」

・・・あ~~・・・本当だ・・・彼の言うとおり私は、これを魅里に渡そうと思ったんだ。

隣の町に行ったって、私と魅里は、ず~と親友だよ。

って魅里に言いたかったんだ。

そう思うと、又私の目からなびだが出てきた。

「・・・ありがとう。」

「ありがとう。」

堪らなくなって、私はありがとう、ありがとう。と言い続けた。

それから、彼と私は、話し続けた。

私は、彼に今まで会った魅里との思い出を話した。

なんでこんな初めて話す人にこんな事を話さなくちゃいけないんだろう??

そんなことを思っても、私の口はもう止まらない。