「なんか今さらだけど俺、家まで行ってさ…ストーカーみたいだよな…?」 ほんと今さらだよ… 「なぁ、今日学校サボってさ、海行かね?」 は? 海? まだ春だけど? 「よし!行こうっ!」 小谷田大海は子供のように笑ってあたしの手を引き、歩く。 不思議と嫌だとは思わなかった。