「私の兄はあなた達に殺されま…し…た」

あまりに突然の出来事に言葉を失う。
しかし我ながら、さすがだと思ったのは自分を取り戻しすぐに曲に入ったことだった。

「えぇ-…ではちょっと時間も押してきているので、この辺で曲いきましょう。」

なんの曲が流れているかなど聞く余裕がないくらいに焦っていた。

こんな内容のメール、ラジオでは確実に流せない。
イタズラなのだろうか。
それとも…。

とりあえず続きにも目を通してみる。