私の腕を掴む力が強くなる。 「ゆきー、待たせてごめん!」 さっきの畑山くんと中西くんとが。 自分の名前呼ばれたのかと思った… 「あれ? なおちゃん達。もしかして君たちも、ゆき狙い?」 「やめとけー、こいつこれいるから。」 と、小指を立てながら言う中西くん。 「うるさい。帰るぞ。」