「わかったー。またねワンちゃん♪」



リオが、走って戻ってきた



……なんかリオって犬みたい



元気だし、可愛いし、嬉しい時と悲しい時の区別分かりやすいもん



「お客様、お部屋に到着いたしました」



「あ、ども」



女将さんは、旅館の説明をして戻って行った



「結構広いね、ゆっくりできそう」



「そうだな」



「お兄ちゃん、お風呂行こ?」



「いいよ」



俺は、部屋にあった浴衣を着た



そして、着替えを持って声をかけた



「リオ、準備できたー?」



「お、お兄ちゃん!着れないよー」