「――ふふっ。言うじゃないの、タスク先生」


「うわ、園長先生!」



いきなり園長が後ろのドアから現れたのでビックリした。



「いつからいたんですか」


「今夜飲みに行きましょ~、あたりからよ」



園長は白髪まじりの髪をピシッとひとつに束ねた、50代の女性。


気さくで優しいけど、どこか母親のようで逆らえない人だ。