「……遅いですね、美羽ちゃんのお姉さん」



もしかして何かあったのかな。

ちょっと心配だ。



「ホントだね~。いつもは決まった時間に来るのに。
あっ、彼氏とデートだったりして」


「えっ?」


「やだぁ、冗談よ~」



思わず反応してしまった俺に、ナオミ先生がケラケラ笑った。