「――…生。タスク先生」 「えっ、はい!」 「もぉ~、ちっとも話聞いてなかったでしょ? 今夜飲みに行きましょって誘ってるのに」 「……あ、すみません。 今日は用事があって」 「え~、そうなの? 残念」 ナオミ先生が唇をとがらせた。 時計を見ると、もう6時。 美羽ちゃんは相変わらず寝息をたてている。