「あっ、美羽ちゃん、そんなところで寝ちゃったの?」 ナオミ先生の声にふり向くと、園児の美羽ちゃんがトランポリンの上で寝息をたてていた。 さっきまでひとりで遊んでいたはずなのに、瞬間技で眠れるのはさすが子どもだ。 かわいいなぁ、と思わず顔がほころんだ。 俺はお昼寝用の布団を広げると、美羽ちゃんを抱っこして移動させた。