キラッ――


目の前で、光が反射する。



……これ

タスク先生の鍵?



驚いて顔を上げたあたしに、優しく笑って鍵を渡す先生。


ためらいがちに受け取ると。



「美羽ちゃんと先に帰っといて。俺は8時くらいになると思う」


「――…」



青いエプロンがふわっと翻り、先生が走ってゆく。