――ぱたぱたっ…と。床に水滴が落ちた。 「あらっ、あらあら~大変! 純が泣くなんて小学校以来!」 あわててティッシュを持ってきたママが、あたしの涙をふき始める。 「うっ……せんせぇー……」 「どうして泣くの? 純」 「だって……っ、あたし、先生にいっぱい迷惑かけたから…」 「うん」