全員を順番で肩車してあげた先生は、「もっと~!」とせがむ子供たちにバイバイしてあたしの方へ戻ってきた。 「ゴメン、おまたせ」 ぶんぶんと首を横にふるあたし。 ……待ってる感覚なんて、全然なかったよ。 子どもたちと遊ぶタスク先生を、ずっと見てたもん。 もっと長い時間、見ていたいくらいだったもん。