「じゃあ早く行こっ!」
「なんか書いてあるっ!」
千嘉が階段を見て言った。
「まこ、と......っ?」
なんで誠?
この時の私は神社に興味があったため階段をあまり気にしなかった。
むしろ誠って字にあまり気にしなかった。
「着いた………っ。」
「階段多すぎ。うち疲れた……」
「そこのお嬢さん達」
あるおじいさんに声を掛けられた。
「私達ですか?」
「さよう。この神社に何しに来たんじゃ?」
「当然、お参りよっ!」
「千嘉っ!」
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