「美晴ってばさぁ、すごいよね」 「何が?」 「魔性の女じゃん」 「なにそれ」 魔性の女・・・? 別にいいよ。 わたしがどんな人間に見られても。 「今日も遊ぶの?」 「うん」 「そっか」 わたしは、工藤美晴 この子は、坂城瑠色 瑠色は、わたしの幼なじみ。 瑠色はわたしのしていることに何も言わない。 わたしが何をしているか?? いや、わたしは別に何をしているつもりもない。 ただゲームをしているだけだよ。