「優…別れよ…ッ…ッ」
泣きながらでた言葉。
『……は？紗江…何言ってんだよ』
「こうなったの、あたしのせい…だから」
『バッ！紗江のせいじゃ…！』
「あたしのせいなの！！あたしが大切に想う人は、絶対いなくなる！消える！次は優なんだよ！あたし、優にはいなくならないでほしい！」
『いなくなんねぇって！』
「この事故だって！何かの前ぐれなんだよ！優のこと、好きだよ？だから…」
『紗江！』
「お願いだょ…分ってょ…。あたしだって…ホントは優と一緒にいたいよ！？けど、無理なんだよ。あたしと一緒にいたら、優は幸せにはなれない。あたしといたら、不幸が訪れる。そんなの…嫌なの！」
『紗江……あの俺の言葉は…届いてなかったのかよ…。冬にした約束は！どうなんだよ！』
―永遠に紗江から離れない―