「うっわ!寒いねぇ~」
「…あぁ」
「人いっぱいかなぁ?」
「…あぁ」
今の会話成立してないよね!?
「…着物…変って思ってるならハッキリ言ってよ…」
『…は?』
「変なんでしょ?ハッキリ言ってくれていいよ。…喜んでくれるって思ったのになぁ…。一人だけ張り切って…バカみたい…」
『紗江、勘違いしてる。変じゃ…ねぇよ』
「ぇ…?」
『だから!変じゃねぇっつたの!似合ってるし、…すっげぇ可愛いよ。すっげぇ喜んでるし』
「フフッ、優、顔真っ赤だ」
『だから言いたくなかったんだよ!』
「嬉しいよ。ありがとう」
『他のヤツにみせんのもったいねぇ』
「ッ!?」
『フッ、今度は紗江が真っ赤』
「は、はめたでしょう!?」
『ホントだけど?』
「ふぇ!?」