麗華said

ピピピピッ────

目覚ましの音で目を覚まし

今日1日のスケジュールを確認する

「今日は・・・お昼から咲夜と撮影、か」

じゃあ午前中は学校に行かなきゃ

これでも一応清凛高校の3年生の私は、クローゼットに制服を取りに行く

制服に着替え終わると図ったようにメールを受信する音楽が鳴った

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From咲夜
TO麗華
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おはよ(^_^)/

今日は家まで迎えに行く

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シンプルな文体に思わず笑みが漏れるが時間を見て慌てる

ヤバッ!

弟達を起こしに行かなきゃ!

朝食を作っているお母さんの代わりに弟達を起こすのは私の役目

自分の部屋を出て少し歩いたところに

向かい合わせにある部屋のまずは右側から

コンコン

一応ノックするが反応なし

ま、これはいつものことだから勝手に部屋に入る

ゴチャゴチャと散らかった部屋にため息を漏らしつつ

窓まで行ってカーテンを開く

朝の光が当たっても動じずスヤスヤ眠るこの部屋の主

もぞもぞと布団に潜ろうとするのを阻止して

布団を引っぺがし・・・

「朝よ」

まずは普通に言う

4人居る兄弟の下から2番目の明人(めいと)

こげ茶色の髪をした慧に幼さをプラスした容姿の明人は清凛中学3年だ