《未來!》

《あっ♪龍う~》

やだ…思い出したくない…。

この気持ちだけは…忘れていたい…。

「未來…?」

『え?』

「どうしたんだ?震えてたぞ?」

『えっあ…何でもないよ!』

はぁ…。

私は何気に俯く。

「未來」

『ん…なぁに?』

私は顔を上げる。

──チュッ

龍が私の額にキスする。
『!?え!?』

きっ……す!?