「私も座らせて♪」

由希はそう言ってゴロンと寝転ぶ。

「嫌だよ!」

龍はそう言って私の腕を引っ張る。

『ひゃっ!』

そのままキッチンへ。

私と龍は冷蔵庫と壁の隙間に隠れる。

この隙間は私が何気に隠れる場所として、

作った空間だ。

龍と私しか知らない場所。

『はぁ…由希に怒られるよ?』

「大丈夫♪由希なんか怖くない♪」

まぁ龍は強いからね。