『陸!!龍!!』


もう私と陸達の距離は殆ど無い。


そしてトラックはスピードも変えず、


陸達に向かって来て……。


陸が振り返る。

「みら…」

私の名前を呼ぼうとしたのだろう。

だけど私が勢い良く陸と龍を押したので、


言葉は出なかった。

ドンッ

陸と龍は花が咲き乱れている、

花壇に転がる。


あの火事の時の私の様に……。


私は強く体を叩き付かれ、

宙に舞う。


あ…私…死ぬのかな…?
「未來!!」

由希の叫び声が聞こえた後、

世界が真っ暗になった────。