~未來side~

私・・・どうすればいいんだろう・・・。

「未來~!」

『へ?由希!?』

由希が走ってこちらに向かい中。

再び、怪我!?

『キャー!!』

私はすばやくしゃがむ。

「キャァー!!」

お次は由希の悲鳴。

『由希!大丈夫!』

由希は床に倒れこみ中。

「大丈夫だよ♪」

由希は軽々と座る。

『へ?』

ギュっ

「未來!ごめんね!投げ飛ばしたりして!」

『良いんだよ!わざとじゃないし・・・・』

「未來・・・軽すぎ!」

『ふぇ?』

私は宙に舞う。

『キャァー!!!』

再び怪我!?

私は目をつぶる。

ぽすっ

・・・・・あれ?

痛くない?

目をそぉーと開く。

『りゅっ龍!』

今、私は女の子の憧れの、

お姫様抱っこをされています!

「お前どれだけ怪我したいんだ?」

なっ!

『自分からしてるわけじゃないもん!』

龍は私をソファに降ろす。

あっ・・・。

お礼・・・言わなきゃ・・・。

『ありが・・・「未來だけずるい!龍!私もしてよ!」

・・・・・・・・・。

由希ぃー!!

邪魔ばっかりしてぇ!!

『はぁ・・・』

「未來。大丈夫か?」

私の隣に陸が座った。