この気持ちは抑えなきゃ駄目・・・。

由希の為に・・・。

由希を応援するんだから・・・。

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私は悩んでいても仕方ないと思い、

リビングに向かう。

『陸~~』

「な・・・うぉ!」

私は陸に飛びつく。

「危ないなぁ~・・・・」

『ごめんごめん♪』

いつも通りにしなきゃ・・・。

頭にはその言葉がずっと残っていた。

「・・・・・・・・・・・・」

陸は私の頭を撫でる。

『陸・・・?』

「未來・・・無理すんなよ・・・」

無理・・・?

「悩みがあるなら相談しろよ。

今、誰もいないし」

そう・・・

龍と由希は、お菓子を買いに行っている。

『私・・・・』

私は陸に、私が、由希の恋を応援していることなど、

色々、相談してもらおうとした。

『わ・・・たし・・・』

だけど、言葉が出なかった。

陸に相談したら・・・

由希が迷惑するんじゃないの?

私にだけ教えてくれたのに・・・。

『言わない・・・』

「未來・・・?」

『相談しなくても・・・良い・・・』

「未來・・・分かった・・・話さなくても良い。

だけど・・・本当に・・・すごく・・・苦しくなったら・・・

ちゃんと話せよ?」

陸・・・。

『うん・・・言うよ~!陸、大好き~!!!』

私は陸に抱きつく。

「愛してるが良いな♪」

『愛してる~!』

「よしよし」

陸は私の頭を撫でる。

陸といると悩みが消えそう・・・。

楽しい・・・。