私は目をつぶる。

暗いのは嫌。

全てが解けてしまいそうで────。

『目をつぶっても真っ暗だよ~!』

なんで私、こんなに運、悪いの!?

ピタ

誰かの足音が聞こえる。
ピタッ ピタッ ピタッ

足音がどんどん大きくなって行く。

ピタッ ピタッ ピ…

『いやぁー!』

私は悲鳴をあげる。

「未來!?」

誰かが風呂場に入って来た。