「未來~今日、学校、休みになったって~」

お母さんが大声でリビングから、叫ぶ。

休みか~。

「未來…」

『ふぇ?』

私が眼を開くと、目の前には龍が居た。

『キャッ!!』

私は驚いてベッドから落ちる。

『イッタ~』

「未來…大丈夫?」

龍が言う。

『うん…大丈夫…』

あれ?

陸が居ない。

夜中の事…夢じゃ無いんだ…。

その途端、涙が溢れ出す。

『うっ…』

「未來!どうした!?」
龍が素早く、私をベッドに乗せる…。

『なんでもない…』

「嘘つくな!」

『うっ…ッ』

私は龍を抱き締めた。