「お前...いきなりぶつかってきて、あげくのはてには俺の名前を呼び捨てにするとはいい度胸じゃん？」

やばい！

「すいません！悪気はなかったんです！」

あたしはとにかく頭をさげた。

「誤って済むと思ってるわけ？」

「...え？」

「俺にぶつかった罪はでかいよ？きっちり罪は償ってもらわないといけねぇな」

な....何この黒い笑みは！

とにかくこの状況で反論するのはやめたほうがいいよね...」

「罪を償えと言われてもどうしたらいいんですか？」

「そうだな....雑用とか？」

雑用ですと？

「誰のですか？」

「俺のに決まってんじゃん」

嘘でしょ！？